20年以上にわたり毎年一度実施している本プログラムは、自然科学分野の研究に従事する日独の若手研究者が一週間相手国を訪れ、自然科学やテクノロジー分野に関する情報収集や意見交換の機会を得て、お互いの国の研究状況に対する持続的な関心を育むことが狙いです。日独の若手研究者の交流や専門知識の共有を通じて研究者間のネットワーク構築を促進し、将来的には日独共同研究や相手国における研究滞在に繋がる可能性も視野に入れます。

プログラムの実施にあたり、2007年以降は毎年異なるテーマが定められ、2024年度は「Society 5.0 / Industry 4.0 の実現に向けたインテリジェント・ロボティクス」を重点分野とします。

対象者

本プログラムは、日独の公的研究機関や民間企業の研究部門に所属する40歳以下の研究者または若手管理職を対象とします。相手国訪問の際には、活発な意見交換・知識交流を通じて相互理解を深めることを目指します。

日本代表団のドイツ研修旅行プログラム

ドイツを訪問する日本代表団の８名は、在日ドイツ大使館と日本国外務省が協力して選考に当たり、応募者は英語に堪能であることが前提となります。一週間のドイツ研修旅行プログラムの実施はベルリン日独センターが担当し、実施にかかる費用はドイツ教育研究省が負担します。本研修旅行は、ドイツの研究機関や民間企業の視察訪問を中心とし、最後には、過去に本プログラムに参加したドイツ人若手研究者を交えての合同ワークショップを開催し、日独の研究者同士の相互理解と意見交換・知識交流を図ります。

ドイツ研修旅行日程（予定）：2024年12月7日～15日（12月6日日本発、12月16日日本着）

ドイツ代表団の日本研修旅行プログラム

日本を訪問するドイツ代表団６名は、在ドイツ日本大使館とベルリン日独センターが協力して選考に当たります。こちらも応募者は英語に堪能であることが前提となります。一週間の日本研修旅行プログラムは日本国外務省が実施と費用を担い、主に日本の研究機関や民間企業を視察訪問し、日本の研究者との意見交換・知識交流を図ります。

日本研修旅行日程（予定）：2024年11月24日～30日（11月23日ドイツ発、12月1日ドイツ着）

本プログラムの参加者公募はまもなく開始！