展覧会「SPAGAT」写真、ドローイング、インスタレーション
金原明音とロール・カテュジエ
「SPAGAT」*と題した本展覧会では、二人のアーティスト ―― 金原明音とロール・カテュジエ ―― の作品が極めて繊細な次元で向き合います。ドローイングと写真、モノクロと白黒、ミニマリズムと極限までに抑えた簡潔さ。そっと静かな対話が繰り広げられる空間は、それぞれ異なったアプローチでありながらも、互いが呼応し合い、相通じるなにかを感じ取れます。その様子はまさに本展覧会のタイトルである「SPAGAT」をみごとに体現しているといえるでしょう。
また、両作家とも、ベルリン日独センターの空間を生かしたインスタレーションを手がけました。金原は、大ホールで時の経過を映したビデオ作品を制作し、カテュジエはアトリウムの窓ガラスに色のアクセントを施し、それが日射によってさまざま表情を見せます。
*英語のsplitにあたる言葉、直訳では「開脚」(ドイツ語)。比喩的に相反するもの、あるいは困難なことをやり遂げるときにもSpagatができた、というように使う。
オープニング日時
2019年9月20日、19時
会期
2019年09月23日
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2019年11月15日
会場
ベルリン日独センター
追加情報
月~木10時~17時、金10時~15時30分 、入場無料
情報
ドローイング©金原明音、写真©ロール・カテュジエ
助成:シュテーグリッツ・ツェーレンドルフ区役所文化部
協力:WHITE WALL