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窯開き

バーバラ、ティモ、ヴォルフ・カーレンによる陶芸・サウンド・ドローイング作品展

このたびベルリン日独センターでは、バーバラ、ティモ、ヴォルフ・カーレンの芸術家一家による展覧会を開催いたします。日本との深い関わりから生まれた多彩な作品に加え、当センターの建築構造を生かしたインスタレーションも展示されます。

オープニング日時

2026年2月5日(木)18時

会期

2026年02月05日 - 2026年04月23日

会場

ベルリン日独センター

追加情報

入場無料、申し込み不要


バーバラ・カーレンにとって、陶芸窯の扉を開く瞬間は「真実の瞬間」です。そこではじめて釉薬の表情が立ち上がり、新たな室温のもとで繊細なひびが入り、日光を受けてその美しさがいっそう際立ちます。
ティモ・カーレンは、空洞の黒い木枠の内部に振動を生み出し、「風」を立ち上げます。
そしてヴォルフ・カーレンは、和紙の上に廃油で「描かれていく」過程を見つめます。環境有害物質と混ざり合った油が紙に吸収され、やがて結晶化していく変化は、ドローイング作品「NAGA」として可視化されます。ナーガは仏教において地球の守護神とされています。

ガラス窓に囲まれた当センターのアトリウム空間には、カーレン一家によるインスタレーションが展開されます。茶碗がガラス家具の上やその内側にそっと置かれ、まるでたった今、窯の炎から解き放たれたかのような気配を宿しています。展示の中心に据えられた中庭は、ひとつの窯の記憶を呼び起こす空間です。そこには粘土があり、鉱物や金属を含んだ土があり、植物が息づいています。そして、かつて火山のように熱を帯びていた太陽の光が、自然の熱源として静かに満ちています。

三人の芸術家一家に通底するのは、渋さのなかに宿る美意識です。簡素で控えめであること、自然に生まれたものやありのままの姿を受け入れること——その態度を通して、彼らは静かに美を追求しています。

オープニング日時

2026年2月5日(木)18時

会期

2026年02月05日 - 2026年04月23日
18:00

会場

ベルリン日独センター

追加情報

入場無料、申し込み不要


情報

アーティストについて

バーバラ・カーレン:1942生まれ。陶芸家。30年以上にわたり茶碗の制作に取り組む。ニューヨークでバウハウス派の陶芸家ローズ・クレプスに師事した後、日本や中国の釉薬や茶碗の形状を探求。小さなガス窯で、伝統技法と時代を超えた美学を融合させた、数百点に及ぶ独自の茶碗を生み出している。

ティモ・カーレン:1966年生まれ。サウンド・メディアアーティスト。30年以上にわたり、風、光、影、音など無形の素材を用いたインスタレーション、実験的な写真・映像作品を国際的に発表している。バーバラ・カーレンとヴォルフ・カーレンの息子であり、「芸術の廃墟ベルリン」の活動にも携わっている。

ヴォルフ・カーレン:1940年生まれ。メディア彫刻家であり、ビデオ・アートの先駆者。1960年代以降、320本以上の映像作品を制作し、1976年には第6回ドクメンタに参加。1982年から2005年までベルリン工科大学学際芸術実践学科の教授を務め、1985年に「芸術の廃墟ベルリン」を設立。2005年にはベルリン郊外ベルナウにヴォルフ・カーレン美術館 (インターメディア芸術館)を開館。作品は世界中の公共・個人コレクションに収蔵されている。