
協同組合の役割と可能性の再考 ― 共に築く未来
日独における協同組合の先駆者、フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ライフアイゼンと賀川豊彦から若者たちが学べるもの(招待制)
今日、多様な組織や機関として役割を果たしている協同組合。2016年には、協同組合の思想と実践がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
国連が2025年を「国際協同組合年」と制定したことを受け、ベルリン日独センターは、若い世代を対象とした特別イベントを企画しました。
本イベントは、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ライフアイゼン(1818年~1888年)の生誕地であるラインラント=プファルツ州ハム(ジーク)の市町村小連合、および賀川豊彦(1888年~1960年)が1921年に創設した日本初の生活協同組合「コープこうべ」と共同で開催いたします。協同組合の理念を掲げ、社会改革に取り組んだ2人の先駆者の先見性を、日独の若者の視点や暮らしと重ね合わせて考えていきます。
経済や少子高齢化をめぐる状況が一層厳しさを増す中、今日の日本とドイツの若者はどのような社会的・経済的課題に目を向け、不確実性が高まっている現代において、相互扶助を基盤とする協同組合の理念から何を学び取れるでしょうか。若い世代はどのような未来を思い描いているのでしょうか。特に経済的課題と向き合う際に、協同組合の仕組みから自主性と協働を通じて取り組む可能性を見いだせるでしょうか。
19世紀から20世紀初頭にかけて生まれた協同組合の基本理念を今日どのように活かせるか、あるいは若い世代にとって既に「時代遅れ」と映るのか、という観点からも考察します。
また、日本とドイツにおける共通点・相違点や、お互いから学び合えることについても検討を深めていきます。
本イベントでは、兵庫県神戸市とハム(ジーク)の市町村小連合が選考した18歳から25歳の若い参加者が意見交換を行います。
2025年11月12日 09:00 - 12:00
ハイブリッド・オンライン形式
開催時間:午後5時~8時(日本時間)・午前9時~正午(中央ヨーロッパ時間) 日本語およびドイツ語(同時通訳付き)
情報
共催:
