木村元総裁のご逝去について

2021年5月3日

ベルリン日独センターの元総裁木村敬三氏(任期1996年から2003年)が4月27日に91歳で逝去されました。

木村元総裁は1985年から1989年まで東ドイツの、1989年から1990年まで西ドイツの、その後1993年まで統一ドイツの日本国大使として、ドイツの激動の時代に日独の外交関係に尽くし、その功績により1992年にドイツ連邦共和国から大功労十字章を受章されました。
ベルリン日独センター総裁としては1998年のダーレムへの移転を実施し、センター活動のその後のさらなる発展に貢献されました。さらに、全国日独協会会長代行、日独協会副会長としても日独関係・日独交流の活動を続けました。交流事業の懇親会では、ドイツの歌がお好きな木村氏が参加者と親しくドイツ民謡を歌う姿が見られました。
生涯を通じて一貫して日独外交関係・日独交流に尽力された木村敬三元総裁の逝去を悼み、冥福をお祈りいたします。

写真: ベルリン日独センター新事務所竣工式(1998年6月3日)において。写真左から順に:
ベルリン日独センター総裁木村敬三元駐独大使、マンフレット・シュトルペ(Dr. Manfred STOLPE)ブランデンブルク州首相、中曽根康弘元日本国総理大臣、ウィルフリート・グート(Dr. Wilfried GUTH)ベルリン日独センター評議会議長、久米邦貞駐独日本国大使、エアハルト・ケルティング(Dr. Erhart KÖRTING)ベルリン州法務庁長官、ユルゲン・ズートホフ(Dr. Jürgen SUDHOFF)ドイツ連邦外務省大使。



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