観世宗家ベルリン公演
2026年ヨーロッパ・ツアーの一環として、二十六世観世宗家・観世清和師を中心とする公演団が、ベルリン音楽祭に招かれ、9月21日(月)20時からベルリン・フィルハーモニーで特別公演を行います(特別協力:ベルリン日独センター、国際交流基金ケルン日本文化会館)。観世宗家は、14世紀に能楽を大成した観阿弥・世阿弥の子孫であり、日本最大の能楽流派である観世流の家元です。
このたび上演されるのは、ヨーロッパの「白鳥乙女」伝説との明確な類似でも知られる能の代表作『羽衣』、最も人気のある狂言の一つ『柿山伏』、そして華やかな獅子舞で名高い祝祭的な演目『石橋』の三作品です。
約700年前に大成された能楽は、その後ほとんど姿を変えることなく今日まで受け継がれており、世界最古の舞台芸術の一つとされています。謡、舞、囃子が一体となった能は、音楽劇としての性格をあわせ持つ総合芸術です。現実と夢、生者と霊とが交錯する詩的な物語の中で、能面をつけた演者たちは、優雅に様式化された所作によって舞台を織り成します。その独自の美学と精神性は、西洋芸術にも大きな影響を与えてきました。能楽は2008年、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
なお、9月22日(火)11時からは、ベルリン市内の学校に通う7~13年生(12~19歳)を対象とした教育プログラムも実施されます。さらに、9月24日(木)にはミュンヘン公演、9月28日(月)にはケルン公演も予定されています。
チケットは以下のウェブサイトで発売中です。
●ベルリン公演
Kanze Nō Theater
●ベルリン教育プログラム(6月8日より受付開始)
Education-Veranstaltung Nō-Theater
●ミュンヘン公演
Kanze Nō-Theater Ensemble Tokio - musica viva - Die Konzertreihe des BR für zeitgenössische Musik
●ケルン公演
Kanze Noh Theater | Kölner Philharmonie
伝統の美と精神を受け継ぐ舞台を、ぜひ会場にてご体感ください。
2026年09月21日 20:00 - 22:30
ベルリン・フィルハーモニー
情報
協力:ベルリン芸術祭/ベルリン音楽祭、ベルリン日独センター、バイエルン放送「musica viva」、ケルン・フィルハーモニー/ケルンムジーク有限会社、ケルン日本文化会館(国際交流基金)
助成:アーツカウンシル東京、文化庁(日本芸術文化振興会)、東京倶楽部