主要課題
ベルリン日独センターは、日独交流・日独関係の形成に関わることを望むすべての方々の出会いの場です。そのために、様々な協力機関の事業や活動との相乗効果を活かすよう努めています。活動内容は学術系会議や文化イベント、人的交流プログラム、日本語講座など多岐にわたっています。その際、対話を通じて参加される皆さまがたの意見形成を促進することを課題としています。また、とりわけ若い世代を日独交流・日独関係に取り込むために、若手世代にアプローチすることを重視しています。
事業分野
学術系事業は日独二国間関係に限定されるものではなく、多国間レベルの学術系事業も開催し、専門家による活発な交流がみられます。学術系会議の多くは一般公開されており、興味のある人は誰でもベルリンや日本、そして最近はますますウェブで開催されるようになったシンポジウムやワークショップ、講演会や討論会に参加することができます。
文化事業ではコンサート、展覧会、朗読会、コンサート、映画上映会、アーティストトークなどの事業を実施していますが、単なる「日本紹介」の域に留まらないように留意しています。
人的交流事業では、将来の日独関係を担う若い人材の育成に力を入れています。
日本語講座はゼロビギナーから準母語話者まで幅ひろい受講者層を受け入れています。
図書館は日本語、ドイツ語、英語で幅ひろいトピックに関する1万3000冊以上の蔵書をご用意しています。
財団の機関
ベルリン日独センターはドイツ民法上の非営利財団です。財団の機関は理事会(総裁および副総裁)、全体理事会、評議会です。全体理事会および評議会はどちらも日独同人数の委員を擁し、日本とドイツで隔年交代で会議を開催しています。また、全体理事会・評議会会議に先立ち、ベルリン日独センター予算拠出に関する日独政府間協議が開催されます。
設立後ベルリン日独センターは35年以上にのぼる活動の歴史を振り返ることができます。この間、歴史に残る重要な出来事が重なり、そのなかでベルリン日独センターとして日独二国間協力および国際協力に重要な貢献をすることができました。また、皇太子殿下(現今上陛下)、中曽根元首相、海部首相、ヘルムート・コール(Dr. Helmut KOHL)首相、ヘルムート・シュミット(Helmut SCHMIDT)元首相など大勢の要人や、著名アーティストをお迎えすることもできました。
地下鉄オスカー・ヘレネー・ハイム駅の向かいにある建物の総面積は約6200m²です。約1500m²のNCOクラブは会議系事業をはじめとする様々なイベントや、展示会や音楽会を開催するための催事棟として全面的に改装されました。200人の来場者をお迎えできる大ホールは、防音仕様の仕切り壁で2部屋に分割し、それぞれ独立して使用することも可能です。また、音楽会のために、地下鉄や道路交通による騒音を遮断する「ルームインルーム」構造になっています。最新の会議技術も備えており、三ヶ国語同時通訳つきの会議も、映画上映会も開催可能です。大ホールの他にも大小のセミナー室があります。
休憩時間にはカフェテリアや、中庭を囲むホワイエをご利用いただけます。こちらは、展示会スペースとしても最適です。催事棟には日本語講座の教室や、約1万冊の蔵書を有する図書館があります。
ベルリン日独センターのスタッフは、エントランスエリアでつながる隣接の地上2地下1階建ての事務棟で会議系事業や文化事業の企画準備にあたっています。
ベルリン日独センターは、ベルリン中心地からもポツダムからも公共交通機関で簡単にアクセスできます。近くにはベルリン自由大学があります。
公共交通機関でのアクセスは、以下のページをご参照ください。